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おと・な・り [映画]

久しぶりに映画を観に行きました。
最後に観に行ったのは3月だったので、3ヶ月ぶりです^^。

古く壁の薄いアパートのお隣同士に住む男女のお話。
タイトルの「おと・な・り」とは、「お隣」と「音鳴り」をかけているそうです。

あらすじは、こんな感じ。

花屋に勤める七緒(麻生久美子)は、フラワーデザイナーになる夢をもち、
フランス留学を控えている30歳。恋人なし。
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一方、プロカメラマンの聡(岡田准一)は、
友人のトップモデル(池内博之)を撮った写真集で有名になるものの
風景を撮りたいという夢を捨てきれず、カナダに旅立とうとしている30歳。恋人なし。

2人は、アパートの隣同士に住んでいるが、
互いに顔を合わせたことは一度もない。
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しかし、お互いの生活音に癒されている。
やがて、七緒がフランスに旅立つことになり、
アパートを離れるが、そこでお互いの運命はいろいろな偶然を経て…  という感じ。


七緒の「風をあつめて」の鼻歌。口ずさむフランス語。玄関のウィンドウチャイム。
聡のコーヒー豆を挽く音。キーホルダーの鍵のぶつかり合う音。
一つ一つの音をとても丁寧にとらえている作品だと思いました。
それと対照的な2人を取り巻く人々の出す唐突な音が、
2人の心地よい生活音をさらに引き立てていたように思います。

場面設定については、突っ込みどころ満載ですが、
大人のファンタジーとして観れば、まったくの問題なしだと思いました^^。
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ホノカアボーイ [映画]

ハワイ島のホノカアを舞台にした物語。
ハワイ好きとしては、ぜひ観ないとね^^。

あらすじは、こんな感じ。

優柔不断なレオ(岡田将生)は大学を一年間休学し、
数ヶ月前に元恋人との旅行で迷い込んだ街ホノカアで生活する。
エデリ(松坂慶子)の営む映画館で働くことになったが、
ひょんなことから、映画館で売っているマラサダ(ハワイの揚げパン)を卸している
ちょっと変わりものの老女ビー(倍賞千恵子)と知り合う。
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ビーの作った煮魚を盗み食いしたところを見つかってしまったレオは、
ビーから毎日夕飯を食べに来るよう誘われる。

ホノカアに住む日系人とのゆるいやりとりや
ロコのマライア(長谷川潤)への淡い想い。
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ホノカアでの人々との交流が、レオを成長させていく… という感じ。

とても癒し系の映画だったし、
料理の監修が料理研究家の高山なおみさんなので、
出てくる料理がどれもとてもおいしそうでした^^。
特に、物語で多く登場するマラサダがおいしそうです。

私にしては珍しく、映画のパンフレットを買ったのですが、
マラサダのレシピが載っていたので、
近々ぜひ再現してみたいと思います^^。
でも、マラサダはできたてがおいしいと思うのですが、
このマラサダは、冷めていてもおいしそうでした。
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ジェネラル・ルージュの凱旋 [映画]

前作「チーム・バチスタの栄光」よりも
軽く楽しい仕上がりの映画になっていると思います^^。

あらすじは、こんな感じ。

東城大学付属病院の通称「愚痴外来」の医師・田口(竹内結子)は、
「チーム・バチスタ事件」を解決した功績で院内の倫理委員会長になってしまっていた。
そんな田口の元に、
“ジェネラル・ルージュ”と呼ばれる救命救急の速水センター長(堺雅人)と
医療メーカーの癒着を告発する文書が届く。
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やがて、告発された医療メーカーの支店長が院内で不審な死を遂げる。
田口は院長の命で院内を密かに探ることになる。
そこに交通事故で骨折した厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が運ばれてきて、
しばらく病院に入院することに。
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田口・白鳥の凸凹コンビの謎解きが始まる…  という感じ。


前作は、やや消化不良な部分が否めませんでしたが、
今回の作品は、気軽に楽しめると思います。
私もまったく予習なしで観ましたが、楽しむことができました。
ただ、前作の映画「チーム・バチスタ」を観ておいた方が、
細かいところで楽しめるかもしれません^^。
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カフーを待ちわびて [映画]

上映している場所が少ないので、
ちょっと残念かな? と思う映画。
ちなみに茨城では、つくば市でしか上映されていません。
癒し系のお話です^^。

あらすじは、こんな感じ。

沖縄の小さな島で、雑貨店を営みながら
愛犬・カフーと暮らす不器用で地味な青年・明青(玉山鉄二)のもとに、
ある日1通の手紙が届く。
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その手紙には「あなたのお嫁さんにして下さい」と書かれていた。
実は明青は、ある神社の絵馬に
ちょっとしたいたずら心でメッセージを書いていたのだ。

やがて一人の美しい女性・幸(マイコ)が訪ねてくる。
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そして何の説明もなく、明青の家に住み付いてしまう彼女。
しかし、彼女にはある秘密が…  と、いう感じ。

とにかく、沖縄の美しい海と、
のんびり流れていく時間が、
スクリーンいっぱいに映し出されていて、
すごく癒されました^^。
DVDが出たら、買ってしまうかもしれません。

ちなみに「カフー」とは、
幸せ とか よい知らせ という沖縄の方言だそうです。
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オーストラリア [映画]

土曜日に封切になったばかりの映画。
2時間超えの大作です。

あらすじは、こんな感じ。

イギリス人貴族のサラ(ニコール・キッドマン)は、
なかなか家に戻らない夫を捜しに
夫の領地であるオーストラリアの街に行く。
ところが、夫は何者かに殺されていた。
夫の領地を立て直すために、
サラは、夫の信頼していた男ドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)とともに、
飼育していた1500頭の牛を売りに行くことを決意する。
途中、同業者の妨害に何度も遭うが、
2人は無事に牛を売ることに成功する。
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惹かれあうサラとドローヴァーだったが、2人にはさらなる試練が… という感じ。

オーストラリアということで、
このお話には原住民であるアボリジニとのエピソードが交差していきます。
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特に、アボリジニと白人のハーフ(物語の中では「クリーム」と呼ばれています)の男の子との交流は、
サラとドローヴァーの人生観の違いを表すエピソードとして、
物語のあちこちにちりばめられています。

とても壮大なテーマの映画だったのですが、
私的には、壮大なラブ・ロマンスなのか、ヒューマン・ドラマなのか
いま一つはっきりしない映画でありました。
でも、ニコール・キッドマンに勝気な女を演じさせたら、
右に出る人はいないですね…  きっと。
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7つの贈り物 [映画]

タイトルはほのぼのしていますが、
実際のお話は、かなりハードでした^^;。

あらすじは、こんな感じ。

ベン(ウィル・スミス)は、国税局の職員をかたり、
あるリストに従って、ターゲットに近づいていく。
ターゲットが自分の希望にかなった人であれば、
ベンは彼らに生きるための「贈り物」をしていく… というお話。
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主人公のベンは、ターゲットに幸せを与えながらも、
最愛の人を失った暗い過去をなかなかぬぐい去ることができません。
でも、唯一の救いは、
ターゲットの一人の女性に対するほのかな恋心があったことだと思います。
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ネタばれせずに書けるのはここまで。
私はこのお話を観て、「幸福な王子」という童話を思い出しました。
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少年メリケンサック [映画]

クドカンこと宮藤官九郎の監督作品。
今旬な宮崎あおいとタッグを組んだ作品です。

あらすじは、こんな感じ。

派遣社員でメイプル・レコード新人発掘部門のかんな(宮崎あおい)は、
派遣契約が切れる当日に、
Mixiに投稿されたパンクバンド、少年メリケンサックに釘付けになる。
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早速、バンドとの契約に乗り込むかんなだが、
行く先々で出会うバンドのメンバーは
オッサン(佐藤浩市・木村佑一・田口トモロヲ・三宅弘城)ばかり。
動画に投稿されていたのは25年前のライブ映像で、メンバーは50代になっていた!
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そのことを会社の社長(ユースケ・サンタマリア)に報告しようとしたかんなだったが、
会社は大盛り上がりで、言うタイミングを失ってしまい
全国ツアーに旅立つことになるが… という感じ。

かなりのドタバタなのですが、
なんか私的には、そのドタバタが長すぎて、
そこにたどり着くまでに、一瞬記憶を失うことがありました。
ラストはいい感じでしたが…

…でも、結構人気ですね。この映画…
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [映画]

誰とも違う人生…
極端であり得ない話ではありますが、
男性と女性とでは、ラストシーンの感じ方は違うのではと思った映画。

あらすじは、こんな感じ。

1928年、第一次世界大戦の最中
裕福な家庭にベンジャミン(ブラッド・ピット)は産まれる。
しかし、老体として醜く生まれてきたベンジャミンを
父親は受け入れることができず、
老人ホームを営む黒人夫婦の家の前に捨ててしまう。

黒人夫婦は、ベンジャミンに愛情を注ぐ。
当初は医師より数年の命といわれるが、
ベンジャミンは少しずつ若返ってくる。
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ベンジャミンが7歳のとき、
ホームの利用者の孫デイジー(ケイト・ブランシェット)と出会う。
小さな諍いなどで何度も離れ離れになる2人だが、
お互いの外見が釣り合ったときにとうとう結ばれる。
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やがて、2人の間に娘が産まれるが、
永遠の愛を信じるデイジーと、どんどん若返っていくベンジャミンは
このままハッピーエンドとなるのか… という感じ。

人生観というものを考えさせられる映画でした。
永遠のものを信じられるか信じられないか。
うーん。深いです。


それに関連して…
最近、残業中の上司(♂)との雑談でいきなりこんな質問をされました。

その1「ねぇ。『なんか足りないなぁ…』って誰かに言われたら、なんてつっ込む?」

私の答え「お金とか?」
上司「気持ちとか、愛とか、そんな言葉はぢろちゃんは思い浮かばないの?」
私「…大丈夫ですか?(汗)」


その2「永遠に変わらないものって、あるのかな?」

上司「永遠の時間の流れとか、永遠の命とか、永遠の愛とか…」
私の答え「永遠なんてものは妄想です。恋愛も永遠なんてありえないと思います」
上司「…」


たぶんこの映画は観ていないと思います。
…どうしたんだろう?  うちの上司。 ロマンティックにもほどがある…
みなさんはこんな上司、どう思います?
ちなみにこの方は、セクハラおやじではなく、紳士的な方です。
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ハイスクール・ミュージカル [映画]

ディズニーのテレビ映画の映画版です。
エンターテイメント度は、さすがディズニーだと思いました^^。
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あらすじは、こんな感じ。

自分の所属する高校のバスケット部が優勝し、
アルバカーキ大学バスケットチームへの進学が内定したのに
浮かない顔のトロイ(ザック・エフロン)。
これからの進路がまるでレールを敷かれているような気分だった。

しかも、彼女のガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)がスタンフォード大学に合格し、
このまま進学したら、2人の距離は1600キロ。
そんな時、なぜか学校行事のスプリング・ミュージカルのオーディションを受けることになってしまった。
その舞台は、ジュリアード音楽院の奨学生の選考審査なのだった。
2人は卒業までの日をエンジョイするために、
ミュージカルの練習に参加するが… という感じ。
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映画の批評サイトでは、かなりの高評価のこの作品。
確かに、楽曲の一つ一つ、ダンスの一つ一つは素晴らしいものでした。
しかし、ストーリーとしてうまくつながっているかといえば、
そういうわけでもなく…  ちょっとぎこちなさも感じました。

テレビ映画版が手に入るようであれば、
それを見てから映画館に行くことをおすすめします。

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誰も守ってくれない [映画]

ネットがちょっと怖いなと感じた映画。
結構な緊迫感もあり、途中ドキドキするシーンがいくつもありました。

あらすじは、こんな感じ。

幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕される。
容疑者の家族を世間の目から守るために、
刑事の勝浦(佐藤浩市)は警護を担当することになり、
容疑者宅へと向かう。
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勝浦は、容疑者の妹沙織(志田未来)の事情聴取を行うために
都内のホテルに向かうように上司から命令を受けるが、
行く先々でマスコミに見つかってしまう。
やがて、勝浦が以前に担当した被害者家族の経営するペンションに転がり込むが… という感じ。
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マスコミだけでなく、ネットの掲示板も
執拗に沙織や刑事の勝浦を追い続けます。
沙織にとって身近な人物の裏切りや、
勝浦がPTSDの治療を受けるきっかけとなった事件が表ざたになるなど、
沙織も勝浦も極限状態まで傷つけられるのですが、
執拗な追跡も、やがて未成年の他の事件が発生したおかげで、嘘のようになくなります。

うーん。いろいろと考えさせられる映画です。
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