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命の重さ [つれづれ]

今日は、ちょっとまじめな話。
最近巷のニュースになっていること。
これだけニュースになっていても、正直身近な感じはしていなかった。
今日のお昼までは…

今日、14年前に知り合った人の死を知った。
彼は私より1つ年下。
私達は、あるイベントで知り合い、
そのイベントがらみでできた仲間達と飲みに行ったり、遊びに行ったりした。
彼は旧家の長男で、厳しい家らしく、
14年前なんて、携帯がなかった時代だったから、
女の子が電話したときに、おばあさんやお母さんが出ると、
電話を取り次いでもらえないことが、しょっちゅうだった。
それでもなんとか連絡を取り合い、私達はよく遊んだ。

でも7年前、突然彼は自分から仲間達との連絡を絶つようになった。
私達は、もう必要じゃないのかな? と、そのときは思っていた。
彼が亡くなるまでの7年間を、私も仲間も知らない。
やがて仲間達は結婚したり、県外に出たりと集まる機会が少なくなってきたけど、
年賀状のやりとりで近況報告は欠かさなかった。
なんとなく、みんな彼のことを心の片隅で気にしながら…

彼が亡くなったと聞いたとき、私は漠然と「そうかな?」と思っていた。
何の根拠もないけど、事故も病気も可能性として考えられなかった。
仲間の1人からの電話で、昨日の新聞のお悔やみ欄を見ると、
間違いなく彼の名前があった。
喪主はお父さん。ずっと独身だったのかな?

電話で仲間が言っていた。
「こうなる前に、相談できる人はいなかったのかな?」
私達でなくてもかまわないから、誰かに苦しみを言えたらよかったのに。

…でも、そんなこと言えない人だってことは、14年前から分かってたよ。
疲れちゃったんだよね。いっぱい傷ついたんだよね。
向こうの世界で、ゆっくり休んで下さい。
向こうの世界で、本当にやりたかったことができるといいね。  合掌


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コメント 2

こういう形で知人を失うってすごくつらいですね。
周りの人に悔いが残ってしまうような・・・。
でも、その人の人生が充実したものであったという証を残すことをしていきたいですね。
ご冥福をお祈りいたします。
by (2006-10-31 21:48) 

jirorin

たろうさん、こんばんは。
今でも何だか信じられない感じです。
結局、何の力にもなってあげられませんでしたが、
彼と仲間と過ごした楽しい時間を忘れずにいたいと思います。
温かい言葉、ありがとうございます。
by jirorin (2006-11-01 20:58) 

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